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この記事の要約

ブラジリアン柔術は寝技がメインの柔道ってところ

難しいけど奥が深くて飽きの来ない格闘技

おしゃれな道着がたくさん、最近は芸能人もやっているよ

ブラジリアン柔術ってなんだ??

ブラジリアン柔術という競技を聞いたことはありますか?
一定の年齢層の方ならグレイシー柔術、グレイシー一族なんて言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
その昔、ブラジルに移民した日本人柔道家の前田光世が伝えた柔道などをグレイシー一族が進化・発展させ現在の形になったとされています。
行ってしまえば逆輸入柔道。
UFCの第1回大会(当時はほぼ何でもあり)にて、体格に劣る道着を着たブラジル人(ホイス・グレイシー)がデカいレスラー達を簡単に関節技や締め技で破って優勝したことで一気に有名になります。
※当時の映像を見るとわかりますが一人だけほぼ一般人体型。

当時は現在とは違いYouTubeもなく情報量も圧倒的に少ない時代。
得体のしれない格闘技や流派がたくさんあり、結局どれが一番強いのか、ごちゃごちゃ言わんと戦ってみりゃえええんじゃ!!そんな感じで開かれた大会だったので 空手、プロレス、キックボクシング、相撲などいろんな競技の選手が素手&ほぼノールールの中で戦いました。
結果としてグレイシー柔術が他流試合で実力を示して、名を馳せるというロマンのある時代ですね。

きれいに投げても、抑え込んでも一本にはならず、
決着はサブミッション or ポイント

柔道と大きく異なり、
どれだけきれいに投げても2ポイント入るのみで一本にはならずそのまま試合が続行されます。
そして、どれだけ長く抑え込んでも一本にはならず、これもまたそのまま試合が続行されます。
また特徴として相手の体の一部や道着の一部を掴んでいれば自分から引き込んでもよいルールで、あえて自分から下になってから攻める特殊な技術体系があります。
この点は他の格闘競技と最も異なる点かもしれません。
柔道でも、レスリングでも、相撲でも基本的に組技競技は投げて相手を制すれば勝つことになりますが、柔術は投げた後も戦いが続きます。

じゃあどうやって決着がつくのか??
これは基本的に関節技や締め技でギブアップを取る"サブミッション"、時間切れの場合は各種ポジショニングによって加点されるポイントで決着となります。
例)マウントポジション4点、バックポジション4点、テイクダウン2点、スイープ(下から相手をひっくり返す)2点など

奥が深すぎて飽きがこない、沼のような格闘技

ただでさえ覚えにくいポイントシステムに加え
下からかける技、上からかける技、立った状態でかける技......
下からひっくり返す技(スイープ)、上から相手を制して抑え込むための技(パスガード)
肩や肘を狙った関節技、股関節や膝、足首、手首を狙った関節技、さらに筋肉自体を潰すようにして極める技も......
首を絞める方法も無数にあります......
ルール上相手や自分の帯、道着の裾まで使えてしまうため年々技が複雑になっています。

しかし、だからこそ!!
自分で自分の好きな技を組み合わせて、自分のスタイル自分で作っていく楽しさがあります。
関節技や締め技が怖くても、痛ければギブアップすればよいだけですし、座ったり寝たまま戦う競技なのでそもそもがスローペース。比較的安全な格闘技と言えます。

考えながら戦うことが出来るため低体力の方でもコツコツ続けていくことで驚くくらい強くなれることも魅力です。

おしゃれを楽しめるという視点

ブラジリアン柔術は逆輸入がゆえに、
いわゆる「THE・武道」的な面があまりなく、柔道上がりだった僕には衝撃的なくらいカジュアルな格闘技でした。
外国人の人とかクラスで寝っ転がったまま先生のレクチャー眺めてるし、帯を使ってストレッチしたり筋トレしたりするし、なんなら帯で人を叩いたりするし(今はあんまりないと思う......)

その最たる例って道着のおしゃれさだと思います。
もはやファッションのごとく、たくさんの種類の道着が存在し、年々おしゃれになっています。
道着の上下色違い、襟だけ色が違うなんてのは普通で赤やらピンクやら黄色やら、サンタ風のクリスマス仕様なんてのもあったり、迷彩柄もあったり......
厳密にいえば試合は白・青・黒のどれかでサイズ感やパッチを貼ってよい場所のレギュレーションは細かくされているのですが練習で使う分には何でもありです。

最近では道場自体もおしゃれで清潔なところが増え、芸能人も試合に出ていたり、確実に流行ってきています。
自分のお気に入りの技と道着で楽しめる、そんな趣味柔術。いかがでしょうか?


Studio Nibble代表
松本 崇寿

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